コレクション: YOGANSUの酒

お米とテロワールを味わう日本酒

 YOGANSUの酒

新しい「日本酒文化」づくりへの挑戦

 葡萄の品種とテロワール(自然環境)の組み合わせでワインの味わいが変わるなら、米でも同じことが言えるはず・・・。

 ”米の旨味”と”テロワールの違い”を楽しむ文化を育む「次世代の日本酒」=「YOGANSUの酒」造りに挑戦します。

 

挑戦に至るまでの想い

1.日本酒文化への想い

 日本酒の原料である「米」自体の旨味や、生育した自然環境の表現を目的とした日本酒が少ない。

→ 原料の「米」を主役にした日本酒を造りたい


 

2.日本酒における原料「米」への想い

 日本人の主食である「米」と、それに関わる生産者の知恵や工夫に焦点をあてる

→ 中山間地域の課題(耕作放棄地の活用や農家の所得向上等)を解決したい。

 

 3.西洋料理とワイン文化への想い

 イタリア料理を生業とすることで、原料の「葡萄」の旨味を引き出し「テロワール」の違いを楽しむワイン文化を学ぶ

→ 「米」の旨味と「テロワール」の違いを楽しむ日本酒文化を育み、幅広い料理と合うお酒として世界に広めたい。

 

 「米」の旨味を味わうためのこだわり

 米本来の味を引き出すため、お米は磨かないで醸造します。
 精米歩合は90%です。食用米の精米歩合とあまり変わりません。

精米後の原料米「和みリゾット」


「テロワール」を楽しむためのこだわり

 テロワールを固定するため、商品ブランド別に「単一の田んぼ(同一地番)」で収穫された米のみで醸造します。

※商品ブランド名の由来:「OKITA9241(沖田9241番地)」「KAWABASAMI8259(川挟8259番地)」

沖田9241番地の田んぼの風景

 

「料理」を楽しむためのこだわり

 世界の料理と合わせるため、原料米にイタリア米と日本米の交配種※「和みリゾット」を使用する。

 ※イタリア原産の「カルナローリ」と日本原産の「北陸204号」DNAを併せ持つリゾット専用米「和みリゾット」

 

カルナローリ(向い右)と北陸204号(向い左)の稲

 

「ヴィンテージ」の違いも楽しめる日本酒

 「YOGANSUの酒」は、米が主役です。日本酒の製造年月日と違い、原料となる米を収穫した年がヴィンテージになります。
 収穫年の天候の良し悪しで米の味が左右され、それによって酒の品質が変わってきますので、ヴィンテージ間の味の違いも楽しめます。

 また、適正な保存状態で寝かせると、数年間は少しづつ変化していく味と香りを味わうこともできます。

 

「YOGANSUの酒」スペック

「OKITA9241」「KAWABASAMI8259」ともに、無濾過生原酒と原酒一度火入れの2種類があり、計4種類の味わいの違いを比較して楽しめます。
 製造本数は限定1200本の計画です。その内訳は「OKITA9241」限定600本(無濾過生原酒300本/原酒一度火入れ300本)、「KAWABASAMI8259」限定600本(無濾過生原酒300本/原酒一度火入れ300本)です。

 

「KAWABASAMI8259」Vintage 2022 

無濾過生原酒/原酒一度火入れ

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 90%

アルコール分 14%

内容量 720ml

保存方法 冷蔵保存

販売価格:5,500円(税込)


「OKITA9241」Vintage 2022

無濾過生原酒/原酒一度火入れ

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 90%

アルコール分 14%

内容量 720ml

保存方法 冷蔵保存

販売価格:5,500円(税込)

 

「YOGANSUの酒」の味と香り

 味覚の方向性は「白ワインのような…」でした。

 香りは、爽やかな柑橘系の中に少し甘いフルーツが混ざるようなイメージで、味は、しっかりとした酸味と同時に米本来の甘味と旨味、苦みがバランスよく混ざり合って複雑な印象を与え余韻も長く続く。

 これが「YOGANSUの酒」の味と香りです。

 

 今後の展開

〇生産面では、道の駅よがんす白竜の出荷者協議会会員の農家と連携し、「和みリゾット」の栽培を委託して栽培面積の拡大を図ります。

〇米の旨味とテロワールの違いを楽しめる日本酒のコレクションを造るという「YOGANSUの酒」構想に共感して頂ける農家には優先的に栽培を委託し、生産された米を自社で買い取って、日本酒製造の現OEM先と連携して「YOGANSUの酒」を造ります。

〇販売面では、自社が運営する道の駅だけでなく自社内に営業部を新設し、都市部の大手ホテルや飲食店、百貨店やスーパー等を新規開拓して販路を拡大します。

〇需要が拡大し生産量や販売量が増加した場合には、日本酒製造のOEM先の新規開拓も自社で実施する予定です。

〇将来的には、産地の情報を全世界に発信し、ワインにおけるブルゴーニュ地方のような、世界に通じる日本酒の「原料米の一大産地」を造る計画です。

2023年販売スケジュール

6月30日(金): 販売開始(道の駅よがんす白竜特産品売場、自社ECサイト等)

7月1日(土)、2日(日):「YOGANSUの酒」コレクション発売記念イベント(道の駅よがんす白竜内)

8月3日(木)、9日(水):福屋八丁堀本店にて試飲販売会
8月5日(土)、6日(日):酒商山田八丁堀店にて試飲販売会